下駄と靴では、歩きが変わる♪♪

履き物が変わると、歩きも変わる。

靴底が柔らかいもの、衝撃を吸収すると宣伝している靴をよく見かける。その考えが草履にも忍びよっているではないか。人はもともとそんな柔らかい地面で生活(生息)してる?足裏は手先と同じようにとても感覚のいいところです。履き物の底がやわらかいと、
・足裏の感覚が鈍る
・足の骨が過剰に動きすぎる
ことが推察されるため、奨励していません。(詳しくはお越しの折にお尋ねください。)

下駄で散歩してみたよ、洋服に足元は下駄といういで立ち・・・変わった人・・・ん、自国の文化を身にまとうと変人、っていうのも変でないか⁉桐の下駄は軽くてよいと聞いたことがある、確かに軽い。底は二枚歯タイプで、ゴムはついてない。下駄の木が直接アスファルトにあたる。歩き方ってどうだっけ・・・
① 初日 音を立てないように歩くと鼻緒をはさんでる指に力が入っちゃうな。足を着く衝撃が、胸近くまで伝わる、靴に比べると衝撃は強く感じる、その衝撃で内臓が揺れてるようで気持ちいい。
②二日目 そういえばと、親は  「カラン、カラン」と音を立てながら歩いてたな。カランカランと音を立てると指先の力も抜けて楽ち~ん。蹴るのも楽!写真のように下駄の形で斜めになるからそんなに指が反らなくてもいい。下駄も気持ちよかったよ~

履き物、装いで歩きは変わる。洋服では、前に大きく足を出して踵(かかと)から足を着く。一方和装では、すり足でスッと足裏をついて、後ろに蹴る。そう、洋装は前に大きく足をだして蹴る。和装はスッと小股ですり足で前に出して、後ろに蹴る、というふう。成人式で振袖を着て洋服のように大きく前に足を出すと歩きにくいよ。浴衣でも歩きを変えると、ぐっと板につく。階段の下りはコツを発見、写真のように前の方で斜めに接地すると降りやすかった。けどこりゃ鼻緒には、ずいぶんと力はかかる、時代劇の一場面になるわけだ・・・。

鼻緒が切れて転ぶ少女
青年がスッと歩み寄り、手ぬぐいを割いて鼻緒をすげ直す
ろくに話さず立ち去る青年・・・
はい、昭和世代です!

靴と下駄では歩きも変われば、出会いも変わる。

ごきげんよう