呼吸のはなし ②
今回は呼吸のはなしの2回目、横隔膜をみていきましょう。
横隔膜は、胸と腹を分けている筋肉です。形はドーム型のテントのようになっています。その横隔膜を貫通しているものに、大静脈、食道、大動脈、迷走神経があります(細かなものは省略)。大静脈は静脈血をまとめて心臓に戻す、言うなれば静脈血管の親分、太いです。大動脈は心臓から出てきた動脈血を臓器に運ぶ、枝わかれ前の動脈血管の親分、こちらも太いです。
「迷走神経」 これは聞きなれないかもしれません。どんなものかというと、内臓の働きの調整をしている神経で、自律神経系にふくまれます。自律神経は聞いたことがあると思います。そう、この迷走神経は、脳(脳幹)から出てきて、気管や心臓へと枝わかれしたと思いきや、もう一方で横隔膜を貫通して、胃や肝臓、腎臓、腸管にも到達しているんです。
云々さん:「なんか大事そうですね。」
ふうき:「はい、大事なんです。」
そう、内臓にも神経が巡っている。「迷走」の名前は、『あっちこっちそっちと迷走するように走っているので「迷走神経」と言うんだ。』 と、〇十年前の講義で聞いたような・・・。あっちこっちそっちへと、なんと180度方向転換している部位もあるくらいなんです。内臓こそ元気に、健やかにくらしたいですね。
そんな迷走神経も貫通する横隔膜。大切なものが楽にくぐり抜ける柔らかさは欲しいですね。横隔膜の貫通するところが窮屈になっている、場合もあります!内臓の不調、胃もたれや逆流性食道炎に、膜組織の窮屈さがかくれていることもあります。
窮屈な服は動きにくい!それは臓器もおなじ!窮屈さから解放~
おッと、大事なものをわすれてた。横隔膜を動かしている横隔神経は首の頸椎から出て、鎖骨の下を通って、左右の心臓の壁面(心臓と肺の間)を這うように通り、横隔膜に届きます。大事なものがいろんなところを通ってるんだね~。
体の中が柔らかいといいですね。ゆらゆら~
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