呼吸のはなし ⑤ 呼吸はどこまで伝播するのか

息を吸って~吐いて~の呼吸は、胸や横隔膜が動いているのが目立ちます。

「目立たないところもみてみよう~!」

この呼吸の動きは、体のどこまで伝播すると思いますか。あなたはどう思う?自分のからだのようすを触れたり、感じたり、想像したり、はたまた家族や友人を観たり触れたりするのもいいかもしれません。

答えにいきますよ~

あたまの骨、頭蓋骨も呼吸に合わせて動いています。頭蓋骨は、ひとつのかたまりではなくて、大小さまざまな形の骨が集まっています。赤ちゃんが産道を通ってくるときは頭の骨を少しずらして小さくして生まれてきます。その可動性は赤ちゃんよりもうんと小さいけれど、大人になってもあるのです。

逆に、ぴちっと動きのほとんどなくなっている場合は、頭痛に限らず何らかの不調をお持ちの方が多いです。施術などで膜組織がほぐれてくると、呼吸に合わせるように動いているようすが、触れている手に伝わってきます。

もう一つの先、

背ぼねを下にいって、左右のお尻のふくらみの間、お尻の割れ目のちょっと上、ここにあるのが仙骨、この仙骨も動きます。こちらもぴちっと固まっているように、動きのほとんどなくなっている場合は、痛みや不調をお持ちの方が多いようです。

呼吸の動きが伝播して、あたまと仙骨が動いているということは、脳や脊髄をみたしている 「脳せき髄液」 の流れをたすけているということが推察できます。血液は、心臓がポンプの役割をしてドクンドクンと押し流しています。いっぽうで、呼吸は脳せき髄液を巡らせる動力にもなっている。このことは治療手技を掲載している本にも「頭蓋仙骨療法」として紹介しています。版を重ねると無くなっていますが、何かに載っているからではなくて・・・観察して感じる、そして考える。これはとても大切。

悟りや瞑想など、何かと呼吸は大切だと言います。ここまで動いているんなら、そりゃ大事だわね~。

やさ~しく触れると動くのを感じますよ。

ごきげんよう

ふうき Rehabili for Life」は
からだを探査して うまくいっていない所を解き放ち
楽に軽く動く 美しく年を重ねるお手伝いをしています
愛知県西尾市と山形市にあります。
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足ナビ ashinavi.comでも紹介されています
ふうき 代表 理学療法士 鈴木聖子