立つ 膝を少し曲げて立ってますか
立ち姿を拝見すると
膝をピンと伸ばしている人や、膝を反りかえるほどに伸ばしている人は、少なくありません。
ふうき:「その立ちかた、疲れませんか?」
Mさん:「みんなそうだと思ってた。楽って何?」「自分はみんなと違うの?」
なかには、
「立つってこんなに楽なんだ~」 と、原因に対応して変化を実感、驚く方もいらっしゃいます。膝をゆるめて立つ。膝を伸ばしきらない。これは楽に立つための大切なポイントのひとつです。
正しい、正しくない、
という表現は避けたいです、なぜなら、そのようになる原因があるからです。疲れにくくする、楽に立つ、そのためには膝をピンと伸ばして立っていることは、見逃せないのです。現代でも日本の伝統の習い事では、膝をゆるめて立ちます。西洋医学の教科書でも膝はゆるんでいます。
「立つ」 これは目的じゃないよね。
歌をうたう、会話をする、信号で立ち止まり青になれば歩き出す、登山の途中で景色を眺めたくて立ち止まる、調理をする、いろいろあるよね。
立ち仕事では、
たとえば美容師さんだったら、手を巧みに使えるように高さを調整しながら重心を細かく移動する。流れ作業で検品をする仕事では、目や手を使いながら重心を移動する、などなど。立つは目的ではないね。手を巧みに使うために、足もとは大きく影響します。
ヒトは、立つことを頑張らない、筋力というパワーは必要最小限でできる、そういう体のつくりになっています。赤ちゃんは一歳前に立つし、四つ足動物は生まれてすぐに立つ。
上は膝が緩んだ立ち姿
上はピンと膝を伸ばした立ち姿(分かりやすいよう手指も伸ばしています)膝をピンと伸ばして立っている方は、がんばっている、通常よりもパワー(筋力)を使っていたり、足を突っ張ってので、微調整を行いにくく、疲れやすくなりがちです。軽度の膝の突っ張りの場合では、腹の底から声を出す、歌を歌うと膝がゆるみやすいよ。
「どうして膝をピンと伸ばしているの?」
原因はさまざまで、足(靴を履いている部分)のようすが影響している場合も多いですし、足以外の体のようすが影響していることもあります。ふうきではその原因を探って介入するようにしています。
意識してなおす、
これは、無意味と考えています。なぜなら、意識はブローチや髪飾りのように、飾りであって本質ではないんです。人それぞれの立ち姿は、ご本人が無意識に足や体のようすから、導き出している答えです。何らかの課題があっても、対処して立っているんです。ふうきは、課題を探り、本質に対処することが大切だと考えています。
武道の達人の立ち姿は、
どこにも力みがなく重心が下がり膝は緩んでいます。そのことが体さばきや他の能力を発揮する土台になります。立っていることに費やす労力を小さくする事は大切です。
たとえば、
歌を歌いましょう。カラオケ、謡い(うたい)、和歌を詠むでも何でもよいのです。腹の底から声を出すと膝がゆるみやすいですよ。膝をピンと伸ばして立っている方、疲れやすさの原因をさぐってみませんか。
立てば芍薬(たてばシャクヤク)
座れば牡丹(すわればボタン)
歩く姿は百合の花(あるくすがたはユリノハナ)
女性の美しい立ち居振る舞いを花にたとえているといいますが、美しさというのは奥が深いようで・・・
ごきげんよう
「ふうき Rehabili for Life」は
からだを探査して うまくいっていない所を解き放ち
楽に軽く動く 美しく年を重ねるお手伝いをしています
愛知県西尾市と山形市にあります。
がんばらない、
無理をしない。
楽に動き、
楽に生きる。
web : fuuki-care.com
完全オーダーメイドの靴のインソール
アメリカNWPL社のスーパーグラス(インソール)の処方を行います
足ナビ ashinavi.comでも紹介されています
ふうき 代表 理学療法士 鈴木聖子