塩 ④塩のはたらき
塩にはこのような働きがあります。
【調理での塩の効能】
①塩味を出す 例えば:塩おにぎり
②殺菌作用により保存性が上がる 例えば:漬物、梅干し
③余分な水分を出してうまみを凝縮 例えば:肉や魚や野菜に塩をふり余分な水分を出す。
そんな味の決め手になるのはもちろんですが、塩は体にも働きかけます。
1998年にアメリカで行われた、ある調査をご紹介します。
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「25歳から75歳までの20万7729人を対象にした国民栄養調査:1998年」その結果をイギリスの医学雑誌「Lancet」に発表しています。
【調査内容】
食事の中のナトリウムの一日摂取量によって対象者を4つのグループに分け、あらゆる病気の死亡率を比較した。
【結果】
ナトリウム摂取量の一番多いグループの死亡率が最も低く、ナトリウム摂取量が少なくなるほど死亡率が高くなっていた。ナトリウム摂取は死亡率と反比例という結果です。
つまり、塩分が少ないグループの死亡率が一番高くて、塩分が多くなるほど死亡率が下がった。
[ふうきからの補足]
ナトリウムは塩の主なミネラルであり、他の調味料にもナトリウムは含まれています。ナトリウム量から食塩相当量を算出することができます。
下が論文の表題などです。
Dietary sodium intake and mortality: the National Health and Nutrition Examination Survey (NHANES I) M H Alderman 1, H Cohen, S Madhavan Lancet . 1998 Mar 14;351(9105):781-5.
上記の論文の概要はこちらです(英語)。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9519949/
この調査研究では、ナトリウム(食塩相当量)の摂取制限をうたっている今の政策を支持しているわけではなく、食塩を摂ることを勧めているわけでもなく、結果の事実を淡々と伝えています。
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同様な研究結果はほかにもありますので、興味のある方は文献検索のPubMedで調べてみてください。
塩はからだに必要な成分を含んでいます。
縄文遺跡からは、
海藻を利用して塩分の高い海水をつくり、それを土器で煮詰めて塩をつくっていた痕跡がある、製塩土器が発掘されています。
塩と人は永~い付き合いです。
ご自分に合う塩が見つかるといいですね。
ごきげんよう
「ふうき Rehabili for Life」は
愛知県西尾市と山形市にる整体院です。
web : fuuki-care.com
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ふうき 代表 理学療法士 鈴木聖子