塩 ①塩って塩化ナトリウムのこと?
塩って、
減塩食品もあるし、体にいいもの?悪いもの?と、塩アンテナをたてていたら、なんと?!日本は・・・
世界でも、
こんなことしたの日本だけ。という塩歴史のある国だった。そこで、塩シリーズを4回に分けてお伝えします。
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塩の大事さを知っていた、
先人たちご先祖さまたちは、塩を神事やけがれをはらう、清めに使う大切な品として扱ってきました。
塩は製造の仕方によって、
自然塩と精製塩があります。精製塩は塩化ナトリウム(NaCl)が99%以上です。
(精製塩の成分表 一例)

塩は原料により、
海水塩、岩塩、湖塩の3種類あります。日本で採れるのは主に「海水塩」なので、ここで自然塩は、自然海水塩を指します。
成分表示を見ると、
「食塩相応」という項目が塩化ナトリウムを表しており、製品によってその割合は70%台から99%になります。
例えばこんな感じ
(自然海水塩の成分表 一例)



日本ではある時点から、
99%以上の製品が主流になったことから、「塩って塩化ナトリウムのこと?」と誤解が出てきました。塩化ナトリウムは主成分であって、それ自体ではないんです。
肉の主成分はタンパク質だけど、タンパク質は肉だ、とはならないよね。
塩は生成法や原材料によって塩化ナトリウムやミネラルの含有割合が変わります。
わたしたちの体の細胞外液(血液や細胞の間に入っている液体)は、塩分濃度が海水の1/ 4であり、海水とほぼ同じ割合でミネラルが含まれています(この点は塩シリーズ③でふれていきます)。海水には80種類以上のミネラルを含む元素が溶け込んでおり、ヒトの体内にも60種類以上が存在するといわれています。
古来からの伝統製法の塩は、このミネラルを含んでいました。自然の海水から採る自然塩には、塩化ナトリウム以外にもマグネシウム、カルシウム、カリウム、硫黄、鉄などの塩化ナトリウムと拮抗する(作用を打ち消し合う)ミネラルも生理的にいい塩梅(あんばい)に入っています。
「塩分の摂りすぎに注意しましょう。」という塩分は、塩化ナトリウムのことを指しているのであって、自然塩のことを言っているのではありません。塩分といったときに、精製塩と他のミネラルも含んだ自然塩とでは、全く話が通じなくなります。
自然塩ならなんでもよいとも言い切れません。
それでも塩のことをよく知っているメーカーでしたら、ホームページやラベルでうたっていることが多いですし、メーカーに問い合わせするのも一つの方法です。精製方法や、原材料にはいくつか種類があり、ご自分に合ったものを見つけられるといいと思います。
塩シリーズ②では、塩が大きく変わることとなった、昭和のある法律についてお話します。
ごきげんよう
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ふうき 代表 理学療法士 鈴木聖子